3年生 特別の教科「道徳」のメインテーマ

13回生が一年かけて追い求める道徳のテーマは「人間の価値は何か」です。

このテーマを設定した理由としては、

➀自分や他者のよさを理解することで、かけがえのない自分に価値を見出し、自信をもって 社会に旅立ってほしい

②他人の容姿等だけをみてその人の人間性を決めつけず、相手と積極的にかかわる姿勢を養ってほしい

以上の願いがあります。

特に②については、卒業後、いろいろな方と積極的に関わることで、視野を広げて物事を考え、自分の可能性や、自分を支えてくれる人脈を自ら築いていってほしいと考えています。

そのために、さまざまな題材をもとに、友達や教師と意見を交流させることで、自分なりのものの見方や考え方をもてる人間になってほしいと思います。

年度当初の授業では、BL(ボーイズラブ)系のドラマを題材として取り上げ、現時点での考えや、人間の価値について意見を交わしました。担当者としての現時点での考えは、「人間の価値は、人と違うことにあり」です。非常に難しいテーマですが、驚くことに、生徒たちからは、「人間の価値は個性があるところ」だという意見も聞かれました。

今後は、ドラマや書籍等を題材として取りあげたり、「普通」ということについて議論したりしながら考えを深めていきます。また、6月と10月には、互いの私服を見て、普段の印象との違いを感じ、人の本質を見る大切さについて考えていく予定です。