特別の教科「道徳」において私服で授業を実施

6月9日(金)、3年生は私服で道徳の授業にのぞみました。

前日、互いの学校でのイメージや、番号のついた私服を見ながら、「〇〇さんは静かな子(のイメージ)、〇番の私服は活発な子(が着ているイメージ)」など、私服のイメージ(予想)と、同じ班の友達のイメージをプリントにまとめて当日を迎えました。

当日は、本宮タイム終了後に私服に着替え、学級でのSTを行いました。見慣れない私服姿の仲間にそわそわしながらも、普段なかなか見せることのない「自分」というものに各々特別感を覚え、雰囲気を楽しんでいる姿が見られました。

授業では、人を判断するときに何が大切かというテーマで意見の交流をしました。生徒たちからは「第一印象が大事」「本当の性格を見ることが大切」という意見が出ました。その後、班の仲間や教員と意見を交流する中で、よりよく生きていくためにはどのような視点を持つべきか、プリントにまとめていました。

生徒たちからは、「見た目だけで判断したくない。」「見た目だけで決めつけず、まずは関わってみる姿勢を大切にしたい。」「制服と違って私服は個性。私服はオンとオフでいえば、オフのとき。オフのときの状況は尊重したいので、長くかかわって本当の性格を大事にしたい。」「個性は尊重したい。でも、どのような人と関わるべきかはしっかり判断できる人になりたい。」という意見が聞かれました。

話合いでは、自分と異なる意見をもつ友達の話にも耳を傾け、自己の意見を深めたり、反映させたりする姿が見られるようになってきています。

また、授業では、ものの見方の視点を四。日ごろの学校生活でも、相手の真意を言葉だけで決めつけず、まずは相手の立場に立って考えてみようとする生徒も見受けられるようになってきました。今後は、『私服と作業着で異なること』『長所と短所にランクをつけること』『LGBTQという言葉がもつ意味と意義』について授業を行い、ものの見方や考え方の幅が広がるように意見を交流していきます。今後の生徒たちの変容が非常に楽しみです。

私服を見て着ている人の人柄を想像している様子
想像と違う私服もあったようです
みんなよい表情をしていました
おしゃれなアクセサリーもつけました
いつもと違っても平然としているのはさすがです